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紅葉狩りの『狩り』って何?由来や意味についてまとめ

将軍
将軍
こんにちは!将軍です!

秋の行楽シーズンになりますと、よく紅葉狩りという言葉を耳にします。この言葉は今では綺麗に色づいた紅葉を見物、眺めたりすることを指していますが、なぜ狩りというのか気になりますよね。



狩りというからには動物か何かが関係していそうですよね。私が幼い頃には『紅葉を狩ってどうするんだろう?』と素朴な疑問を抱いていました。私と同じように考えた方もいるではないでしょうか笑調べてみますと、意味を勘違いしている方が多いようです。

そんな気になる紅葉狩りの『狩り』の由来と意味についてまとめてみました。

紅葉狩りとは

紅葉狩りは、狩りという言葉が使われていますが紅葉を見物、眺めること指しています。ちなみに紅葉狩りは『もみじがり』と読みます。



また、紅葉狩りには能・歌舞伎でその名の一曲、演目があります。こちらは紅葉狩りでなく紅葉狩という表記でした。あらすじは下記の通りになります。

旧暦9月の、紅葉が美しいとある山中にて。

高貴な風情をした女が、侍女を連れて、山の紅葉を愛でようと幕を打ち廻らして、宴を催していました。その酒席に、鹿狩りの途中であった平維茂(たいらのこれもち)の一行が通りかかります。維茂は、道を避けようとしますが、気づいた女たちに「是非ご一緒に」と誘われるまま、宴に加わります。高貴な風情の女はこの世の者とは思えぬ美しさ。酒を勧められ、つい気を許した維茂は酔いつぶれ、眠ってしまいます。それを見届けた女たちは、いずこにか姿を消してしまいます。

ちょうどそのころ、八幡大菩薩の眷属(けんぞく)、武内の神が先の山(実は信濃国戸隠山)への道を急いでいました。維茂を篭絡(ろうらく)した女は、戸隠山の鬼神だったのです。武内の神は、維茂の夢に現れてそのことを告げ、八幡大菩薩からの下された神剣を維茂に授けました。さて、夢から覚めた維茂の目の前には、鬼女が姿を現し、襲いかかってきます。維茂は勇敢に立ち向かい、激しい戦いの末に、みごとに神剣で鬼女を退治しました。

演目時点:紅葉狩より引用

気になる紅葉狩りの由来

紅葉狩りと飛ばれるようになった理由・由来については諸説あり、どれが本当にものか判断するのが難しいですが、いくつか紹介できたらなと思います。

狩りの意味が広がっていった

もともと、獣(イノシシや熊など)を捕らえるという意味で使われていましたが、次に鳥・小動物を捕まえる意味に広がり、その次にさらに果物などを採る意味にも使われるようになっていきました。

ここから広がっていき、花や樹木を見るのにも『狩る』という言葉が使われるようになったと言われています。



同じような言葉で『いちご狩り』や『ぶどう狩り』などの言葉がありますが、そちらも狩りという言葉から広がったと考えられますね。

紅葉姫という伝説から広がった

戸隠山に住んでいた『紅葉姫』という鬼女を平維茂が狩るという伝説があり、そこから広がったという説があります。この物語は上記の『紅葉狩』のあらすじと同じです。読んでいない方は一度読んでみてください。

貴族が『狩り』に例えた

7世紀の末から8世紀の初め、藤原京から平城京の時代にかけて出現した貴族の中には狩猟(獣の血など)を嫌って、狩猟をせずに暇を持て余していたそうです。当時の狩猟というのは現代でいうスポーツのようなものでした。



狩猟の代わりとなったのが、紅葉の見物になったというわけです。美しい紅葉を求めて山を散策するその姿を紅葉狩りというようになったというわけになります。

まとめ

紅葉狩りの由来には諸説ありますが、どれも『なるほどなぁ』と思うものばかりですね。みなさんはどの説がしっくりきたでしょうか。ただ、何が本当なのかはわからないのでここで紹介したもの以外で本当の説があるかもしれませんね。

友人や家族に紅葉狩りのウンチクとして紹介してみてください。