
明治・大正・昭和・平成と様々な元号があります。この様々な元号は日本の長い歴史を感じさせますよね。
その中で、『年号』と言うときもあれば、『元号』と言うときもあります。この違いって何なのか気になりますよね。また、この『年号』『元号』をどのように決めているのかを解く知らないという方もいると思います。かくいう私も良くわかっていませんでした。
この記事では、そんな『年号』『元号』の違いやどのように決めているのかまとめてみました。
年号・元号の違いはあまりない?

年号・元号は明治・大正・昭和・平成といった年代ごとについた名称のことになります。年号・元号の違いは、専門家の間でも意見が分かれていますが、基本的には年号・元号の意味にあまり違いはないという認識で大丈夫だと思います。
ただ、どちらを使用するかというと、元号の方が多いように思えます。年号で辞典を開くと、ほとんどが『元号と同じ』という記述があります。
違うというものにどんなものがあるかと言いますと、こちらのこよみの学校というサイトではこのように説明がされていました。
明治天皇が即位し改元がおこなわれた時、『明治天皇記』には天皇がくじを引き「年号の字を聖択したまふ」とあります。その字は「明治」でした。つまり、漢字の名称を冠したのが「年号」です。これに対し、代始め(即位)から数えるのが元号です。元は元年の意味です。現行の法律は「元号法」と言います。明治22年の「皇室典範」でも明治42年の「登極令」でも「元号」がつかわれました。
–こよみの学校より引用
何が正解なのかは分かりませんが、専門家の間でも意見が分かれているというので、これからそこにどんな違いがあるのかが明らかになるのが楽しみですね。
元号を決める際のルール

元号・年号という表記では長いので、ここからは元号でいきたいと思います。
元号は誰がどのように決めるのか気になりますよね。その前に元号を決める際にルールとなるものがありますのでそれを見ていきましょう。元号を決める際には以下の条件に当てはまったものでないといけません。
- 国民の理想として相応しいようなものものであること
- 漢字2文字であること
- 書きやすくて、読みやすいこと
- これまでに元号に使われてなく、おくり名として使用されていないこと
- 俗用されているものでないこと
また、上記の他にも言われていることがあり、文書などで元号のアルファベットの頭文字が使われることがありますよね。明治ならばM、大正であればT、昭和ならS、平成はHといった感じで表記されることがあります。
なので、これら4つのアルファベットから始まるものは除外されるのではないかと言われています。
元号はどうやって決める?

日本には元号法という法律があり、元号は皇位継承があった際に適用されて、新たな元号へと改元します。しかし、この元号法は元号を政令で定めるとしているだけで、具体的な決め方については記載されていません。
なので、次の決め方は『平成』を倣って決められるのではないかと思います。
『平成』が決められた際の流れは、政府が何人かの学者に案を提出してもらい、内閣官房長官が選定、有識者による『元号に関する懇談会』で提案されます。ここで多く支持されたものが元号となり結果として『平成』となりました。小渕恵三内閣官房長官による新元号の発表の印象が強いですよね。
明治時代以降は天皇一代につき元号一つという『一世一元の制』という制度が適用されてきましたが、明治時代前までは特に決まりという決まりもなく、占いや災異によっても改元することがあったそうです。
まとめ
Wikipediaで元号について書かれているのですが、今までの元号はもちろんのこと、その改元理由も書かれていました。暇があったらそういうのも見てみると良いかもしれません。→Wikipedia元号一覧_(日本)
どんな新元号になるのか楽しみですよね。最後までありがとうございました。